2026年4月27日、PDC Players Championship 11がイングランドのミルトン・キーンズ(Marshall Arena)で開催された。22歳のイングランド人ボー・グリーヴスが決勝で元世界王者マイケル・スミスを8-7で破り、PDC史上初の女性ランキングタイトルを獲得する歴史的快挙を成し遂げた。
決勝:グリーヴス 8-7 M・スミス
決勝戦は息詰まる展開。スミスは90と124のチェックアウトで先行し2-0と好スタート。しかしグリーヴスは121、64、そして連続13ダーターでブレイクし主導権を取り戻した。試合中盤、グリーヴスは170チェックアウトも成功させ「ビッグフィッシュ」を仕留める。
勝負を分けた最終レッグ、スミスは170アタックでD15を外す場面もあったが冷静にD6でフィニッシュし、マッチダーツへ。一方のグリーヴスはD15を最初は外したものの、立て直してD11への142チェックアウト(T20-T20-D11)を決め、優勝を確定させた。
| グリーヴス 平均 | 96.49 |
| スミス 平均 | 97.74 |
| 勝負の決め手 | D11への142フィニッシュ(T20-T20-D11) |
| 賞金 | £15,000(優勝) |
準決勝・準々決勝
準決勝(Best of 13)
| 勝者 | スコア | 敗者 | 勝者平均 |
|---|---|---|---|
| ボー・グリーヴス | 7-1 | ゲイリー・アンダーソン | 105.56 |
| マイケル・スミス | 7-4 | マールテン・ドゥーツ | — |
グリーヴスは元世界王者アンダーソンを7-1で完封。アンダーソンはこの大会前のラウンドで平均110・108を叩き出し9ダーツも決めていた絶好調状態だったが、グリーヴスはそれを上回る105.56平均で圧倒した。
準々決勝
- グリーヴス がロブ・クロスにラストレッグで勝利
- スミス がアンドリュー・ギルディングにラストレッグで勝利
歴史的快挙の意味
グリーヴスはこれまで女子世界王者5回のキャリアを持ち、女子ダーツ界の絶対王者として君臨してきた。今シーズンに入ってからは男女混合のPDC ProTourにも本格参戦。
| 大会 | 日付 | 結果 |
|---|---|---|
| Players Championship 9 | 2026/4/13 | 女性初のProTour QF進出(バーニー・クレイトンを撃破) |
| Players Championship 10 | 2026/4/14 | QFでナイマンに 2-6 で敗退 |
| Players Championship 11 | 2026/4/27 | 🏆 優勝・女性初のPDCランキングタイトル獲得 |
男子と同じ条件で行われるPDC ProTour(賞金ランキング対象大会)で女性が優勝するのはPDC史上初。これはダーツ界全体で議論されてきた「男女混合競技」の可能性を示す画期的な瞬間となった。
他の注目ポイント
ハンフリーズ早期敗退
世界ランキング2位のルーク・ハンフリーズは、ラウンド3でマックス・ホップに 5-6 で敗退。前PC9でもラスト16で敗退しており、不振が続いている。
バンティング・ロックも初戦敗退
シード組のスティーヴン・バンティング、ジョシュ・ロックがいずれも1回戦でアップセット負け。波乱の多い大会となった。
アンダーソンの絶好調と9ダーツ
アンダーソンは大会序盤で9ダーツを達成し、ラウンドアベレージ110・108を記録するなど絶好調だったが、SFでグリーヴスに止められた。