世界王者ルーク・リトラーが2026年4月26日(日)、スコットランドで開催されたエキシビションマッチで9ダーツ(ナインダーツフィニッシュ)を達成した。対戦相手はガーウィン・プライス。観客が大熱狂し、Sky Sportsが報じた動画は47.9K再生(4/27時点)と話題を呼んでいる。
エキシビション概要
| 大会形式 | エキシビションマッチ(Scottish Darts Exhibitions主催) |
| 開催日 | 2026年4月26日(日) |
| 開催地 | スコットランド |
| 対戦カード | ルーク・リトラー vs ガーウィン・プライス |
| 9ダーツ | リトラーが達成、観客が大熱狂 |
リトラーは4月下旬にかけてスコットランドでエキシビションツアーを実施しており、4月24日(金)にはグラスゴーのMecca Bingo Glasgow Quayでアスピナル・ソートン・セドラチェクとの興行を行ったばかり。今回の9ダーツは、ツアーのハイライトとなる瞬間となった。
9ダーツ(ナインダーツ)とは
9ダーツ(Nine-dart finish)は、501のレッグをわずか9本のダーツでフィニッシュする、ダーツにおける究極のパフォーマンス。ゴルフのホールインワンやスヌーカーの147ブレイクに相当する難度の高いフィートで、世界トップ選手でもキャリアで数本しか達成できない選手が多い。
9ダーツ達成の主なパターン
| 1〜6投目 | 7〜9投目(フィニッシュ) |
|---|---|
| T20×6(180+180)= 360点 残り141 | T20-T19-D12(60+57+24)または T17-T18-D12(51+54+36)など |
| T20×6 = 360点 残り141 | T20-T15-D18(60+45+36)など |
| T20-T20-T20-T20-T20-T17 = 351点 残り150 | T20-T18-D18(60+54+36) |
もっとも一般的な「7-mark route」はT20×6を6本で180×2を達成し、残り141点を3本でフィニッシュするパターン。あるいは「Bullfinish route」(T20×7→T17→D-Bull など)も有名。
リトラーと9ダーツ
18歳の世界王者リトラーは、すでに公式トーナメントで複数回の9ダーツを達成している超新星。2024年のWorld Matchplayでも記録的な9ダーツを決めるなど、彼の代名詞的なパフォーマンスのひとつとなっている。
エキシビション戦の位置付け
今回の9ダーツはエキシビションマッチでのもの。PDCの公式記録としてはカウントされないが、観客にとってはチケット代以上の価値ある瞬間となった。エキシビション戦とは:
- 非公式な親善試合・興行マッチ
- 賞金ランキング・公式記録に影響しない
- 会場でのファンサービスとしてプロ選手が定期的に開催
- 記録は出ても「公式9ダーツ」としてはカウントされない
とはいえ、9ダーツは集中力・正確性・運の3つすべてが揃わないと達成できない難度。エキシビションでも見せられるリトラーの実力は、改めて頂点級であることを証明した。
リトラーは次戦、4月30日(木)アバディーンで開催されるプレミアリーグ Night 13に出場。スコットランドの観客の前で連戦が続く。