3月31日、PDC Players Championship 8がレスターのマティオーリ・アリーナで開催された。優勝したのはウェッセル・ナイマン。決勝でジョー・カレンを8-4で下し、2026年に入って3つ目のランキングタイトルを手にした。

昨年10月から数えると5つ目。まだ2026年のシーズンは序盤だが、ナイマンの勢いは止まらない。オランダからまた一人、PDCの中心に立つ選手が現れた。

ナイマンの勝ち上がり

ナイマンはこの日、初戦から高いアベレージを維持し続けた。

ラウンド対戦相手スコア注目ポイント
1回戦ドミニク・グルーリッヒ6-0アベレージ103.57
2回戦トーマス・ラヴリー6-5終盤の追い上げを振り切る
3回戦キーン・バリー6-5アベレージ105.11
準々決勝デイヴ・チズナル6-41-4から5連続レグ奪取で逆転
準決勝ケビン・ドゥエッツ7-6マッチダーツ2本をしのいで逆転勝ち
決勝ジョー・カレン8-496・121フィニッシュで主導権

最大の山場:準々決勝チズナル戦

この日もっとも苦しかったのが準々決勝。ベテランのデイヴ・チズナルに1-4と大きくリードを許した。普通ならここで崩れてもおかしくない場面だが、ナイマンはここから5連続レグを奪取。アベレージ105.11で逆転勝利を飾った。この精神力の強さが、今の彼の好調を支えている。

準決勝:マッチダーツをしのぐ

準決勝のドゥエッツ戦でも窮地に立たされた。同じオランダの選手であるドゥエッツにマッチダーツを2本握られたが、いずれも外れ。そこからナイマンが逆転し、7-6で決勝進出を決めた。

決勝:ナイマン 8-4 カレン

決勝の相手はジョー・カレン。カレンもこの日アベレージ103でセバスチャン・ビアレツキ(ポーランド)やチャーリー・マンビーを退けており、好調だった。

序盤はホールドの応酬。しかしナイマンが96フィニッシュ121フィニッシュを決めて4-2、5-3とリードを広げる。第11レグではカレンがダブルに9本費やす間にナイマンが14ダーツでブレイク。最終的に8-4で快勝し、優勝賞金£15,000(約290万円)を獲得した。

ウェッセル・ナイマンとは

ウェッセル・ナイマンはオランダ出身の若手プレーヤー。2025年後半から急激に実力を伸ばし、10月以降のわずか半年間で5つのランキングタイトルを獲得している。

今回のPC8優勝で、2026年のPlayers Championship複数回優勝者第1号となった。6回の出場で3回の決勝進出。この打率の高さは驚異的だ。

オランダ勢の台頭

今のPDCにおけるオランダ勢の勢いは凄まじい。プレミアリーグではマイケル・ファンガーウェンジャン・ファンフェーンが出場し、ランキングツアーではナイマンが結果を出し続けている。

ファンガーウェンという絶対的エースに加え、ファンフェーン(ワールドチャンピオンシップ準優勝)、ナイマン(ランキングツアー最多勝)、ドゥエッツと、次の世代が着実に育ってきている。オランダダーツの黄金期は、まだ始まったばかりかもしれない。


出典・参考