4月2日、PDCプレミアリーグ2026のNight 9がマンチェスターAOアリーナで開催された。この日の主役はガーウィン・プライス。準々決勝から決勝まで、3試合すべてを6-2で勝ち切る圧巻のパフォーマンスで今季2度目のナイト優勝を飾った。

一方、もう一つの注目はルーク・リトラー vs ジャン・ファンフェーンの因縁対決。今年1月のワールドチャンピオンシップ決勝の再戦となったこのカードは、試合後に物議を醸す展開となった。

Night 9 全試合結果

準々決勝

選手1スコア選手2
ガーウィン・プライス6-2ルーク・ハンフリーズ
スティーブン・バンティング6-3マイケル・ファンガーウェン
ジャン・ファンフェーン6-5ルーク・リトラー
ジョシュ・ロック6-4ジョニー・クレイトン

準決勝

選手1スコア選手2
ガーウィン・プライス6-2スティーブン・バンティング
ジャン・ファンフェーン6-3ジョシュ・ロック

決勝

選手1スコア選手2
ガーウィン・プライス6-2ジャン・ファンフェーン

プライスの圧巻パフォーマンス

「The Iceman(アイスマン)」ことプライスは、この日完全に別格だった。

準々決勝のハンフリーズ戦では、開幕レグで167フィニッシュ(ブル)を決め、続くレグでも135チェックアウト(トップス)を成功。相手に付け入る隙を与えなかった。

準決勝のバンティング戦ではさらにギアを上げ、アベレージ112.91を記録。バンティングもアベレージ107と好調だったが、プライスのフィニッシュ力が上回った。

決勝のファンフェーン戦では2本の128チェックアウトを決めて序盤から4-0とリード。終始主導権を握り、6-2で締めくくった。3試合すべて6-2——これ以上ない完全制覇だ。

リトラー vs ファンフェーン — 最終レグの攻防

この日最大の話題となったのが、準々決勝のリトラー対ファンフェーン。今年1月のワールドチャンピオンシップ決勝と同カードだ。

試合は一進一退の展開。ファンフェーンが5-4とリードして迎えた最終レグ、まずファンフェーンがD15を外す。ここでリトラーがD7のマッチダーツを迎えたが、こちらもインサイドに。最終的にファンフェーンがD6を仕留めて6-5で勝利した。

問題はここからだ。敗戦直後のリトラーの態度について、ファンフェーンは「out of order(非常識だ)」とコメント。「彼はグッドルーザーではない」と辛辣に語った。リトラーの振る舞いは一部で「未熟」と批判を浴びている。

19歳のリトラーにとって、世界ランク1位のプレッシャーは大きいはずだ。しかし、トップに立つ者としてのふるまいも今後問われてくるだろう。

最新順位表

Night 9終了時点のプレミアリーグ順位表は以下の通り。上位4名がプレーオフに進出する。

順位選手ポイント
1ルーク・リトラー21
2ガーウィン・プライス19
3ジョニー・クレイトン19
4マイケル・ファンガーウェン14
5ジャン・ファンフェーン13
6ルーク・ハンフリーズ11
7ジョシュ・ロック9
7スティーブン・バンティング9

リトラーが首位を維持しているが、プライスとクレイトンが19ポイントで2差に迫っている。プレーオフ圏の4位争いはファンガーウェン(14)、ファンフェーン(13)、ハンフリーズ(11)の三つ巴。後半戦はますます目が離せない。

次回 Night 10 プレビュー

次回Night 10は4月9日(水)、イングランド南部のブライトン・センターで開催。

Night 10 準々決勝カード

選手1vs選手2
ルーク・ハンフリーズvsジョニー・クレイトン
ガーウィン・プライスvsジョシュ・ロック
ルーク・リトラーvsスティーブン・バンティング
マイケル・ファンガーウェンvsジャン・ファンフェーン

注目はプライスの連勝なるか、そしてハンフリーズがプレーオフ圏内に浮上できるか。ファンガーウェン vs ファンフェーンのオランダ対決も楽しみだ。


出典・参考