2026 BetMGM World Cup of Dartsのペアリングが5月11日、PDCより正式発表された。最大のサプライズはガーウィン・プライスが健康問題で出場辞退、代わってニック・ケニーがウェールズ代表に。ピーター・ライトもランキング下落により2016年以来2度目の選外となった。一方でスロベニアが16年ぶりに復帰、ウガンダ・トリニダード&トバゴ・モンゴルが初参戦するなど話題豊富。大会は6/11-14、ドイツ・フランクフルトの Eissporthalle で開催される。

大会概要

大会2026 BetMGM World Cup of Darts(第16回)
開催日2026年6月11日(木)〜 14日(日)
会場Eissporthalle(ドイツ・フランクフルト)
形式32国対抗ペア戦
ディフェンディングチャンピオン北アイルランド(Josh Rock + Daryl Gurney)

プライス欠場とウェールズの動揺

2026 World Cup最大のサプライズは、ガーウィン・プライス(ウェールズ)の出場辞退。プライス本人は健康問題を理由に挙げ、以下のコメントを残している:

「集中力はある。しかし健康面ではあまり良い状態ではない。それでも踏ん張って、結果を追い求めている」

これでプライスは過去3年間で2度目のWorld Cup辞退となる。代役は世界ランク60位のニック・ケニー。ジョニー・クレイトンとペアを組む形となるが、プライス欠場の影響でウェールズはトップ4シードから陥落し、グループステージから参戦することとなった。

トップ4シードチーム

シードペア
1🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 イングランドルーク・リトラー(世界王者)+ ルーク・ハンフリーズ(元世界王者)
2🇳🇱 オランダガン・ファン・ヴェーン + マイケル・ファン・ガーウェン
3🇮🇪 北アイルランドジョシュ・ロック + ダリル・ガーニー(DC:昨年優勝)
4🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿 スコットランドゲイリー・アンダーソン + キャメロン・メンジーズ

イングランドはリトラーとハンフリーズという「ダブル世界王者ペア」で復活。両者は今シーズンを通してプレミアリーグでも頻繁に対戦しており、互いを知り尽くした関係性が強みとなる。

北アイルランドのディフェンディング王者ロック&ガーニーは、ロックが Austrian Darts Open(5/10)で優勝した勢いそのままに連覇を狙う。

注目変更点と新顔

1. ピーター・ライト、Menzies に押されて選外

2度の世界王者ピーター・ライトが、ランキングで キャメロン・メンジーズ に上回られて2016年以来2度目の選外。スコットランド代表はメンジーズがアンダーソンと組む形となった。

2. Mickey Mansell、北アイルランド→アイルランド共和国へ国籍変更

これまで北アイルランド代表だったMickey Mansellが代表資格をアイルランド共和国に変更。ウィリアム・オコナーとペアを組む形に。

3. 出場国の拡大

状況
🇸🇮 スロベニア2010年以来、16年ぶりの復帰
🇺🇬 ウガンダ初参戦
🇹🇹 トリニダード&トバゴ初参戦
🇲🇳 モンゴル初参戦

新参入国の増加はPDCのグローバル展開戦略の成果と言える。アジア・アフリカ・カリブ海と地理的に広がりが見える。

大会フォーマット

  • 32チーム参加(各国2名のペア)
  • 1日目(ラウンド1): シングルス形式で対戦(各選手1試合ずつ、勝利数で判定)
  • 2日目以降: ダブルス+シングルス形式の合算
  • シード上位8チームは2日目から登場

過去にはオランダがMvG/RvBペアで圧倒的な強さを誇った時代があり、近年はイングランド、ウェールズ、北アイルランドが台頭。今回も激戦が予想される。日本代表は今大会には選出されていないが、近年のJAPAN Pro Tourの活況を受けて将来的な参戦への期待は高まっている。

出典