PDCは10月6日、2026/27 Paddy Power World Darts Championshipの出場資格について、国際予選枠48人のうち25人が確定したと発表しました。直近3週間で新たに12人が加わったとしています。
今回の発表では、Challenge Tour年間4位のDaniel Kloseの出場と、酒井素の資格重複に伴うMan Lok Leungへの枠の繰り下がりが明記されました。「25人」は国際予選枠の確定数で、世界選手権全体の出場人数ではありません。
Challenge Tour4位Kloseの出場をPDCが明記
Challenge Tourは9月27日にシーズンを終了。年間1位Joe Hunt、2位Derek Coulsonが2027・2028年のTour Cardを獲得しました。世界選手権については別の出場資格が適用され、9月末の報告時点では4位Kloseの繰り下がりに条件が残っていました。
その条件が、HuntのProTourランキング経由での世界選手権出場です。10月6日のPDC発表はこの経路を示したうえで、Coulson、Tommy Morris、Kloseの3人が12月に世界選手権へ初出場すると説明しています。
| Challenge Tour年間順位 | 選手 | 今回のPDC発表が示した経路 |
|---|---|---|
| 1位 | Joe Hunt | ProTour経由 |
| 2位 | Derek Coulson | Challenge Tour経由 |
| 3位 | Tommy Morris | Challenge Tour経由 |
| 4位 | Daniel Klose | Huntが別経路となるため繰り下がり |
PDPAの規定では、Challenge Tourの招待対象者が優先する別経路で資格を得た場合、次順位へ枠を繰り下げます。年間4位という順位だけで決まったのではなく、Huntの経路が関係した出場です。
これは世界選手権の出場枠の話であり、Kloseが今回の順位でTour Cardも獲得したという意味ではありません。最終2大会の成績と年間順位はChallenge Tour年間結果にまとめています。
酒井素の資格重複でAsian Tour7位Leungへ
日本のSteel Tour Japanでは、酒井素が年間総合1位となりました。酒井はPDC Asian Tourでも年間2位に入り、すでに世界選手権の出場資格を持っていました。
PDCは、酒井がSteel Tour Japanの優勝者となったことを受け、Asian Tour7位のMan Lok Leungへ枠が移ると説明しています。酒井の世界選手権出場が取り消されるのではなく、資格が重なることで次の選手にも出場機会が生まれる扱いです。
香港のLeungは、2023/24大会でGian van Veenに勝利した経験を持ち、今回が3度目の出場になります。国内の最終成績と酒井・畦元隆成のポイント差は、Steel Tour Japan最終結果から確認できます。
HuntとKloseのケースも、酒井とLeungのケースも、複数の出場経路が関係しています。ただし、順位や対象となるツアーはそれぞれ異なるため、「年間4位なら出場」「日本ツアーの2位へ移る」と一般化することはできません。
インド、北欧・バルトなどでも資格獲得
PDCの今回の総括が紹介した、ほかの資格獲得者は次の通りです。国際予選枠25人全員の一覧ではなく、今回報告された主な経路を抜き出しています。
| 選手 | 出場経路・確認された結果 |
|---|---|
| Nitin Kumar | インド予選3大会のうち2大会を制し、6大会連続出場 |
| Carl Wilson | UK & Ireland Tour Card Holder & Associate Member Qualifierを突破 |
| Daniel Larsson | PDC Nordic & Baltic ProTour年間1位 |
| Cor Dekker | PDC Nordic & Baltic ProTour年間2位 |
| David Munyua | African Darts GroupのNorthern African Qualifierを突破 |
Wilsonは予選決勝でShane McGuirkに7–4で勝利。Larssonはシリーズ全12大会のうち8大会で準々決勝以上に進み、年間首位を獲得しました。
Munyuaは予選決勝の最終レッグで勝利し、再び世界選手権へ進みます。今回参照した公式総括には決勝の具体的なスコアがないため、数値は記載していません。
Development Tourは3人、カードの繰り上げとは別
Development TourからはJurjen van der Velde、Cam Crabtree、Jamai van den Herikの3人が出場します。年間1位Sebastian BialeckiがProTour経由で出場するため、年間4位Van den Herikまで枠が届く形です。
この3人の資格は10月4日の最終結果でも報告され、今回の総括で改めて示されました。大会結果とTour Card、条件付きの繰り上げはDevelopment Tour最終結果で分けて紹介しています。
出場枠を確認するときは、順位に加えて「どの経路で出場するか」「別経路との重複があるか」を見る必要があります。この記事は10月6日のPDC発表を整理した記録です。その後の追加出場者はPDC公式ニュースで確認してください。
出典
- PDC|Van der Velde & Kumar among recent World Championship qualifiers(2026年10月7日確認。25人、各選手の出場資格と経路)
- PDPA|Challenge Tour Info(2026年10月7日確認。世界選手権の出場枠と繰り下がり規定)
- PDC|Baysal & Coates prevail as Development Tour season concludes(2026年10月7日確認。最終結果と出場資格)